ケアレスミス(読み違い、写し違い、単なる計算ミス、移項ミス等)が多く、なかなかなくならない人はケアレスミスをしてはいけないという気持ちを強く持っていなかったために、本来、小学生のうちに造られているべきケアレスミス防止の脳の神経回路が完成していないことが原因です。
ケアレスミスをするたびに具体的なミスの内容(読み違い、写し違い、単なる計算ミス、移項ミス等)を言いながら、こんなバカなミスは2度とやらないぞと心の中で叫んで下さい。
強い意志を持ってケアレスミス防止回路を造りましょう。
ケアレスミスを克服した人も、頭をより効率的に働かせるために、苦手分野を中心に1日5〜10回叫んで、頭の神経のネットワークを活性化させましょう!!(例:英単語がどんどん覚えられるぞ!!、数列なんか大したことない、簡単だ!!、化学のモル計算なんて簡単だ!!)
人の心の中はのぞけませんが、どうやら、勉強のできる人ほど、新たな知識を頭に入れる時、問題を解く時に心の中でしっかりと自分自身に対して説明をしているようです。
心の中で独り言を言いながら勉強をしている人の方が知識が頭の中で整理されるため、勉強ができるようになります。
中学3年ぐらいまでの範囲はそれほどむずかしくないため、できなかった問題について答えを見て一生懸命理解しようとすれば、理解度は100%近くになり、類似の問題についてもそれなりにできるようになります。
しかし、内容がむずかしくなる高校の範囲についてはそうはいきません。
(勉強のむずかしさ、内容量を仮に中1/1、中2/2、中3/3、中学合計6に対して高1/7、高2/7、高3/7、高校合計21とすると高校の勉強のむずかしさ、内容量は中学の3倍以上)
答えを見て理解するだけでは、理解度は80%、90%程度にしか到達しません。これでは、家を建ててもペンキを塗っていない状態、自動車を組み立てたのはよいが塗装していない状態と同様で未完成な状態なので一生懸命勉強して時間をかけた割には成績があまり伸びません。
多くの人がこの状態です。
仕上げに必要なあと10%、20%を埋める方法は以下のとおりです。
これは、英、数、国、理、社すべての科目に活用できる絶対の黄金法則(ゴールデンルール)です。
これを確実に実行すれば、例外なく、100%の人が勉強ができるようになります。
<1> できなかった問題(×がつけてある)については、すべての問題についてもう一度全く同じ問題が出たら頭をどう動かして答えにたどり着くか、着けるかを考える。
(答えを見て理解するだけとは根本的に異なります。)
<2> できなかった問題(×がつけてある)については、復習を行う時、その問題を見た瞬間で、×となった理由、○にするにはどうすればよかったかを思い出す訓練をする。
そして、その時点での理解度(○×△)を記入する。
100%理解したと自分で確信するまで何回でも繰り返して復習する。
→(7)16分25秒の法則(例:3回目−1分/4回目−20秒/5回目−5秒)と対応。
知識をただ単に覚えようとするのではなく、すべての知識にできるだけ余分の情報を付箋紙的に貼っていく。(実際の付箋紙を貼るわけではない。/頭に入れる時に覚えようとする情報にプラスしてセットとして情報を頭に入れるということ。)
たとえば、英単語なら、つづりと発音が違う部分はどこか、変な発音だなとか、数学なら、この問題の考え方は、他のあの分野の問題と似ているとか、あるいはその知識についての単なる感想といったものでもよく、思いつくありとあらゆる情報をその知識に貼ることにより、頭の中で知識がネットワーク化していもづる式に思い出しやすくなります。
名古屋大学が行った日米2000名を対象とした研究結果は以下のとおりです。
人間の頭の中に残っている記憶で、楽しい記憶、いやな記憶、どっちでもない記憶の比率は6:3:1になっているとのこと。
つまり、楽しい記憶は頭に入りやすく、忘れにくい。いやな記憶は頭に入りにくいし、忘れやすいということを示しています。
これもできる、これも覚えたと前向きに勉強した方が、これもできない、むずかしいと後ろ向きに勉強するより、はるかに効率的に頭に入っていくということです。
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